くちづけ~公花~

公瑾が休憩中だと知った花は、執務室へと訪れたが、その執務室の主は眠っていた。

それ故に、花は公瑾を起こさないように近寄り、綺麗な寝姿に見惚れていた。

そして、不意に触れたいと思った花は、公瑾のまぶたの上にくちづけた。

すると、寝入っていたはずの公瑾から抱き寄せられた花はただ驚いた。

「……それだけ、ですか?」

「え?」

「それだけで満足ですか?」

そう問い続ける公瑾の声音は寝起きとは思えず、それ故に、花は二重の意味で驚いた。

「起きていていたんですか、公瑾さん?!」

「あと、まぶたの上にくちづけた理由もお教え頂けますか?」

という公瑾の問いかけに対し、花は驚きと恥じらいから答えようとしなかった。

しかし、それを公瑾が許す事は無く、公瑾が無言で答えを要求した為、花は小声で答えた。

「……私の国ではまぶたの上にくちづけるのは憧憬という意味なんです」

「そうなのですか……では、こちらにも意味が有りますか?」

そう花に告げた公瑾は互いの唇を重ね、その意味も尋ねた。

「……それは、愛情だったと思います」

と公瑾に答えた花は、公瑾の行為は愛情より欲望が近いと思い、花は腕と首を注視した。

その視線を受けた公瑾は、張り付けたような仮面めいた笑みで花の首に唇で触れた。

「では、こちらの意味は?」

「……公瑾さん、意味が分かってて?!」

「いいえ? ぜひ貴女に教えて頂きたいですね。熱い視線の意味も」

そう公瑾が答えると、花は叫びながらも懸命に抵抗をした。

だが、花は全身を公瑾の唇で愛でられ、隠しようがないくらい痕も残された。

 

 

 

 

 

……私が書く公瑾さんは、なぜ乙女にならないのでしょうか?

「責任を取って頂きたい」な公瑾さんが書きたいのに(マテ!)

ですが、イジワルな公瑾さんにも萌えているので、私的に良いのですが……