「マリン!」
そうマリンに声をかけたブルーは、互いの距離を無くしてからキスをした。
その様な恋人に対し、マリンは驚くどころか不審げな問い返しをブルーに向けた。
「……ブルーさんってキス魔なんですか?」
「キス、魔?」
という問い返しはブルーらしいと思ったが、あえてマリンは無言で答えだけを要求した。
そして、その様なマリンの態度に対し、ブルーは素直で直球な確認で問い返した。
「マリンは僕とのキスは嫌い?」
「……私だけ、ですか?」
「え?」
「ブルーさんがキスしたいのは私だけですか?」
そうマリンに問い続けられたブルーは意図には気づけず、ただ素直な想いを言葉にした。
「僕はマリン以外にキスはしないよ」
「え?」
「だって、キスは愛情表現だってアクアが言っていたから、マリン以外にしたいと思わない」
というブルーの真っ直ぐな愛情の告白に対し、マリンは嬉しさからすぐに応えた。
「わ、私も……」
「?」
「私もブルーさんとキスしたいです!」
そうマリンから率直な想いを告白されたブルーは満面の笑みで再びキスをした。
「ありがとう、マリン」
……少々、いえ、かなり限界な甘さと可愛さに挑戦してみました。
……甘く可愛いお話は苦手ではありませんが、良薬を飲んでいる気分になります(マテ!)
ですが、少しでもブルマリ萌えや充足になれば幸いです。
また、昨日の無糖宣言通り、明日に更新する鋼の錬金術師のオリキャラメインは……
無糖以上の苦さになると思われます。すみません。