ヒイロが護衛としてリリーナの執務室に居た際、急にリリーナがヒイロにキスをした。
すると、ヒイロは低い声音で警告をする様にリリーナの名を口にした。
「……リリーナ」
「今は休憩時間ですし、私もヒイロが欲しくなる時もあるのです」
「……」
「それに、今日の夕方から明日までは休暇ですから大丈夫でしょう?」
そうヒイロに告げるリリーナの瞳は艶やかで声音もひどく甘く、行為中を思い出させた。
それ故に、ヒイロは冷たい視線でリリーナを見下しながら制そうとした。
しかし、リリーナは艶やかに微笑み、ヒイロを誘う様に触れはじめた。
だが、互いの身体を知り尽くしている関係であるヒイロは、ただリリーナに再び警告した。
「……おまえはもっと自分の言動の結果を想像しろ」
「もちろんわかっています……でも、私でもヒイロをこんなに煽れるのですね」
「……リリーナ」
「ふふふ、冗談です。でも、たまには私がヒイロを翻弄しても良いでしょう?」
とリリーナが告げると、ヒイロは無言で互いを奪い与えあう様な深いキスをした。
その激しさ故に、リリーナは呼吸も互いのモノが混じった唾液を飲む事も出来なかった。
しかし、その様な激しいキスを仕掛けたヒイロの無表情は変わらなかった。
そして、ヒイロの体内時計が休憩終了時間の5分前を知らせるとリリーナから離れた。
「……ヒイロ?」
「覚悟しておけ」
そう告げたヒイロは、常とも先程の深いキスをした時と違う艶めいた表情だった。
その表情に魅せられたリリーナは、今宵も勝てないと思いつつも挑発的に答えた。
「ええ。楽しみにしています」
……ヒイロとリリーナの年齢設定もわかりません!(マテ!!)
いえ、ただ妄想しながら書いたら……キスしかしていないのに全年齢?!と思える仕様で。
というか、TV本編の年齢でもあり得そうとか思うあたり……病んでいます、すみません。
そして、連載誌にて完結したガンダムWのふろーずんは、来月の新刊で、と思っています。
ただ、ネタバレで知った衝撃展開で来年のスパコミでの新刊は2冊と決めました!
ふろーずんを絡めた「秘かな宴」と「かけた想いの行方」の完結本と、
AC歴でのパラレルで、ヒイロとリリーナ嬢のキスからはじまる、
ガンダムのパイロット達も積極的に絡むコメディで全年齢な短編小説になる予定です。