幸せの続き

こんな幸せの続き、ボクにも想像が出来ないんだけど?

 

君と再会した時、ボクは自分が望んでいた未来が無いと知った。

だって、再会した時の君は、自分の国に帰る事だけを願ったから。

だから、ボクは『あなた』との未来が有り得ない事に絶望した。

それでも、君がボクを師匠と呼んでくれたから、信頼してくれたから、

だから、ボクは君を元の世界へ帰る為の手助けをし続けた。

なのに、君はボクと一緒に居たいと、この世界に残ってしまった。

それは、ボクとの未来を欲しいと思ってくれたからなの?

ボクが『あなた』を求めていた想いに応えてくれるという意味なの?

 

ねえ、花。

君はボクが欲深くないって言うけど、ボクを『知って』もそう言うのかな?

 

だって、君だけを、君と共にある未来だけを望んだボクが無欲なんて思えないし。

君だけを求め、想い、望み、願い、そして、君を邪な想いから汚す事も夢想した。

それでも、君はそんなボクの隣に居る事を望み、共に歩いてくれるの?

でも、もうボクは君にそれを聞く事も、答えを知る事も怖いと思ってしまう。

そして、あの時の様な絶望を回避する為だけに、ボクは君を束縛するだろう。

君は羽衣を自ら手放した仙女だけど、ボクの隣から離れられる足を持っている。

ボク以外を求め、想い、望み、願い、そして、ボク以外を想う事も出来る。

だから今日も、ボクは以前と変わらぬ態度で君に話しかけ、触れ、求める。

 

なのに、君はそんなボクの思いを見抜き、怒り、自分を見ろと求めた。

 

……本当に、君はボクのお師匠様だね。

男の浅ましさも、狡さも、狭量さも、汚さも、少しも想像できないのに、

ボクをまっすぐな視線で見つめ、素直な想いを言葉にして、求めてくれる。

そんな幸せを知ってしまったら、ボクは自ら触れる事も手放す事も出来ない。

そして、君はそんなボクの臆病さを『優しい』と勘違いしてくれる。

だから今日も、ボクは以前と変わらぬ態度で君に話しかけ、触れ、求める。

君が怒りながらも、ボクを望んでくれるように。

 

ただ、ボクは君だけが欲しいから。

 

 

 

 

 

深夜に三国恋戦記の孔花の二次創作を読んでいたら、

唐突にネタが思い浮かび、即行で書き上げてしました。

書いた時間が時間ですし、このような師匠の独白は多いと思います。

ですが、書いている時も、書き終えた翌日も、良いかな?と思いまして。

なので、唐突ですがサイトにUPをしてみました。

 

また、現在連続更新中の鋼の錬金術師のオリキャラ紹介SSが終了次第、

三国恋戦記の攻略対象キャラ×花を10日連続で毎日更新する予定です。

そして、三国恋戦記の更新開始時期ですが、予定通りならば8月頃になるかと。