2 あなたがいなくちゃだめ

愛している。

 

そうヒイロに告げたくなった。

自分の事は極端に無関心で、他人や思いの為ならば死すら覚悟をする優しい人だから。

いえ、それはあえて言葉という形にした時の理由。

ヒイロへの想いは言葉にも言い表せないくらい多くて少ない。

だって、ヒイロへの想いのはじまりさえ、私にはわからないんだから。

 

でも、確かなのはヒイロ・ユイを愛しているという事。

そして、ヒイロはその想いを否定するという事。

いえ、ヒイロ自身がその様な想いを抱いている事も、

その様な想いを受け容れる事も否定するだろう。

それは私にも理解と納得が出来る。

でも、私はヒイロに告げたくなった。

「愛している」

と。

 

その結果、ヒイロは強く否定した上で逃げてしまった。

ヒイロを追い詰めるつもりはなく、ただ、ヒイロに知って欲しかった。

今の世に生きるヒイロ・ユイも愛している存在がいる事を。

必要としている人がいるのだと言う事を。

 

でも、ヒイロは変わらなかった。

いえ、変える事が出来なかった。

それは「私の力が不足していたのかもしれない」と思いたい。

ヒイロが幸せになれない世界なんて私は望まないから。

 

 

 

 

 

切ない恋愛お題(1)お題配布元:疾風迅雷