突然、私はこんな欲求を感じてしまう。
『ヒイロに触れたい』
『ヒイロを感じたい』
『ヒイロに触れられたい』
でも、ヒイロは拒む。
同じ想いを抱いている事を感じさせない無表情で。
だから、私はヒイロに距離をとる。
ヒイロから私へ近寄る必要がある程度に。
でも、ヒイロも一定の距離以上には近づこうとしない。
だから、私はふれられない。
でも、ヒイロ。
私がただ待っているのは誰の為か、わかっているのかしら?
あまりに返事が遅いなら、私にも考えがあります。
それには気付いていますわよね、ヒイロ?
使用お題「想うからこそ、」10のお題 配布元『潦』