護衛で彼が側に居る時、彼女は不自然なまでに避ける。
いつもなら護衛をする者に向ける感謝の笑みも無い。
ただ、互いを信頼しあい、視線を合わせるだけ。
でも、勘の良い者ならその姿を見るだけで気付いてしまう。
それでも、二人の不自然な距離は身体的には遠い。
それが勘の良い者であればあるほど、不審を抱く程に。
だから、惑わされる。
二人を深く知らない者は。
使用お題「想うからこそ、」10のお題 配布元『潦』
護衛で彼が側に居る時、彼女は不自然なまでに避ける。
いつもなら護衛をする者に向ける感謝の笑みも無い。
ただ、互いを信頼しあい、視線を合わせるだけ。
でも、勘の良い者ならその姿を見るだけで気付いてしまう。
それでも、二人の不自然な距離は身体的には遠い。
それが勘の良い者であればあるほど、不審を抱く程に。
だから、惑わされる。
二人を深く知らない者は。
使用お題「想うからこそ、」10のお題 配布元『潦』