覚悟と誘惑(ユリアリ)

「私と結婚したいなど、正気か、アリス?」

「私は本気よ!」

「……なら、こういう事態も受け入れられるか?」

そうアリスに問い返したユリウスはいつもの夜の様に昼間から作業机に押し倒した。

その様なユリウスの行動も想定していたアリスは驚く事も拒絶する事もなかった。

故に、ユリウスの方が驚きながらもアリスを抱く事を止めようとはしなかった。

「流されていたら、あとで後悔するのはお前だ、アリス」

「ユリウスなら……」

「どんなことをされてもかまわないわ、とでも言うのかな、アリスは」

とアリスの言葉を奪ったのは唐突に現れたエースだった。

否、それがある意味では日常であるが故にユリウスは唐突にアリスを抱く事を止めた。

そして、奪う様に言葉の先を言われたアリスもエースに対しても驚かなかった。

「エースの横槍は常に想定内にすべきである私の様な男の嫁になっても良い事など……」

「エースの横槍は領主権限でどうにかなるでしょう?」

「いやーユリウスは見られると萌える方だから……」

「勝手に悪趣味な属性を私につけるな、エース!」

「わかってるよ。じゃあ、俺のお仕事は伝言通りでいいのかな?」

「ああ。頼んだぞ」

「了解!」

そう答えたエースは意味深な笑みを見せながらもユリウスの伝言通りに仕事に向かった。

その一連の日常をただ見ていたアリスはユリウスに今更な確認をした。

「本当にエースは排除できないのね……」

「問題点はそこだけなのか?」

「ええ。だって、私はユリウスを選んだのよ?」

「……図に乗るぞ?」

「ええ。私もユリウスを独占するから覚悟してね?」

とユリウスの問いに問い返したアリスは強引なキスを仕掛けた。

驚いたユリウスは互いの身体を引き離したが、アリスは満面の笑みで問い返した。

「ねえ、ユリウス。約束もくれる?」

「いいだろう。お前の左手の薬指に合う指輪を贈るから……捨てるなよ?」

「……エースが見つけると厄介になる可能性は高いと思うけど?」

「特殊設計で作ってやる」

「ええ。外れない指輪をお願いするわ、ユリウス」

 

 

 

 

 

……今回のユリウスEDはエースが絡まないEDですが、何故かあります、エースの横槍が(遠い目)

いえ、艶度を出そうとしたら、何故かエースの横槍が出まして……うん、ユリウスにエースがもれなく付くのは仕様ですよね!