幸村「精市!」
静華「静華!」
ひしっと抱き合う幸村と静華。
真田「お待ちしておりました、静華」
静華「……弦一郎、敬語は止めろといっただろう?」
真田「名前を呼び捨てにしろ、としか言われておりません」
静華「じゃあ……」
真田「出来ません」
静華「……」
真田「……」
切原「静華さん!」
静華「おや、赤也。元気にしていたかい?」
切原「またテニスの試合をしてくださいよ!」
静華「ははは、それは精市の許可を取れたらな」
切原「それじゃあ、いつまで経っても出来ませんよ~」
幸村「駄目だよ、赤也。静華と試合をするのは青学に勝ってからだ。それで構わないかい、手塚?」
手塚「俺は構わないが……迷惑を掛けて、すまない」
幸村「ふふ、静華に逢えるならどんな苦労も厭わないよ」
静華「嬉しいな、精市」
幸村「本当の事を言っているだけだよ」
静華と幸村が煽った周囲の嫉妬感情が昂る。
大石「いい加減にしないか、静華!」
静華「……秀一郎……」
大石「すみません。こちらの監督不行き届きです」
静華「……」
大石「……静華?」
そう言われた静華は幸村から離れ、青学メンバーのもとへ帰る。
幸村「俺達はいつでも静華を歓迎するよ。だから気にしないでくれ、大石君」
大石「……そう言って頂けると助かります」
大石の幼馴染みでオリキャラと青学キャラとの会話小説の続き?ともいえる立海レギュラーとの会話小説です。