○○しないと出られない部屋(ブラアリ)

いきなり出口のない密室に閉じ込められたブラッドとアリスは壁に貼られている紙に書かれている「○○をしないと出られない部屋です」という言葉に困惑していた。

「○○とはどういう言葉が当てはまるのか……」

そう言いながら真剣な表情で貼り紙を見ていたブラッドだったが、隣にいるアリスの肩を抱いていた手が性的に意味深な触れ方をしはじめた。

だが、アリスはこのような部屋でブラッドに抱かれる事を拒む様に、あえていつも仕掛けられている暇つぶしを二文字で言い換えながら問い返した。

「性交じゃないわよね?」

「……『せいこう』とはどういう意味の言葉かな、お嬢さん?」

とブラッドがアリスに問い返すと、アリスは満面の笑みでブラッドの足を踵で踏んだ。

その痛みでブラッドは言葉を返す事も出来ず、アリスはその様な反応に満足したような満面の笑みを見た。

「素知らぬ振りよりも、こんなわざとらしい部屋から出して」

「……お嬢さんも答えを知らないのか?」

「え? じゃあ、ブラッドの悪戯じゃないの?」

「私はこんな仕掛けをせずとも、私が抱きたい時に君を抱くし、これは神が……」

そうブラッドが真剣な表情で状況を説明しようとしたが、中二病と言える発言をしようとした為に、アリスは再び踵で足を踏む事で止めた。

「今更、書き手を『神』なんていうのは古すぎるし、誰もネタだと分からないかもしれないわよ」

「……では、お約束を試そうじゃないか、お嬢さん?」

「イヤ」

とアリスはブラッドの提案を速攻で否定したが、それも想定内だったブラッドはアリスに問い続けた。

「どうして君は何時も拒絶の言葉を繰り返すのかね?」

「誰かさんが爛れた関係ばかり求めるせいじゃないの?」

「だが、お嬢さんの身体の方は……!」

そうブラッドがアリスとの過去を楽しむように回想した為、アリスは再びブラッドの足を踏んでから満面の笑みで牽制した。

「ブラッド、学習能力をもっと身に着けた方がいいわよ?」

「……では、正直な身体の方を先に堕とそうか」

とアリスに答えたブラッドは優雅な所作で抱き寄せてからキスを仕掛け、唐突に仕掛けられたアリスが驚きから声を出そうとしたが、その隙を逃さないブラッドは深いキスも仕掛けた。

その様な唐突さも爛れた行為にも慣れてしまったアリスは、ブラッドとの深いくちづけだけで全身の力が抜け、ただ身を預ける事しか出来なくなった。

その様な状態でもアリスの瞳は堕ちていないという様な拒絶が秘められていたが、それも時間の問題だと知っているブラッドはあえて予告する様に妖艶な笑みを見せた。

「やはり、お嬢さんは身体の方が正直だな。早速、お約束を試してみよう」

そうブラッドが耳元で囁くとアリスは快楽に溺れた様な艶やかな反応をした為、ブラッドはただ甘く溶かすようにアリスの身体を愛でながら互いの欲を満たした。

そして、アリスが幾度も達してブラッドも達した時に密室に出入り口が出来たが、ブラッドは満足するまでアリスを貪り、アリスは足腰に力が入らない状態までブラッドにイかされた。

「やはりお約束だったか」

そう言ったブラッドが満たされた艶やかな笑みを見せたが、アリスは言葉を返す事も出来なかった。

そして、何度もブラッドの足を踏んで言葉を遮った事もしつこかった原因だとも察したが故に、アリスは今後のツッコミに気を付けようと思った。

 

 

 

 

 

今作の○○は性交(セックス)です。

なので、ネタ的に全年齢?とは躊躇いましたが、ブラアリならば標準装備でアリかと思いました(マテ!)

なので、同好の方からの挙手をお待ちしています!!

また、2019年11月30日まではこの小話を含む小説の通販を受け付けています。