2いつだってあなたにペースを乱される

火星の北部で暮らすミリアルドがヒイロとリリーナの新居に訪れると喧嘩をしていた。

それをはじめて見たミリアルドは驚き、先に訪れていたノインは慣れた様子でコーヒーを差し出した。

また、喧嘩をしているヒイロとリリーナは周囲の変化にも気づかなかった。

「おまえの方だろう」

「いいえ、ヒイロの方が多いです!」

「おまえが認識している回数が少ないんだ」

「それはヒイロの方でしょう!」

現状も理解できないミリアルドは慣れていると思われるノインに問いかけた。

「あの二人は何が原因で喧嘩をしてるんだ?」

「リリーナ様はヒイロの言動に驚かされる事が多いと主張され、ヒイロは自分の方がリリーナ様に振り回されていると主張しているようです」

そうノインから説明をされたミリアルドは、リリーナへの保護欲とヒイロへの妬心が芽生えた。

だが、その様なミリアルドの思考も察したノインはその感情の無意味さも説いた。

「今更、二人の会話に割って入っても無駄ですよ、ゼクス」

「何が無駄だというんだ、ノイン!」

「ヒイロとリリーナ様は夫婦ですから」

とノインから一刀両断な答えを聞かされたミリアルドは渡されたコーヒーを飲んだ。

そして、ヒイロとリリーナの喧嘩をノインの様に傍観する決意をした。

 

 

【恋する女の子】5のお題(お題配布元starry-tales