スパーク新刊「アイノコトバ」(ヒイリリ)のサンプル

ヒイリリの新刊「アイノコトバ」A5/16P/コピー/100円/成人向け(10/14南3の44a)

 

副題は「言葉でも愛されたいリリーナは○○をしないと出られない部屋にヒイロと入りました」です。
外務次官なリリーナと秘書なヒイロがメインのオールキャラなAC歴を捏造した小説「結婚狂想曲」の続編ですが未読でもOK。
ヒイロから愛の告白もされたいと願うリリーナにカトルが他のガンダムパイロット達と共に助力すると……

サンプル小説は冒頭ではなく終盤でのガンダムパイロット達の会話です。

 

<サンプル>

ヒイロとリリーナが想いを確かめ合った頃、カトルは今回も協力してくれたデュオとトロワと五飛と共に酒を飲んでいた。
その際、カトルは酒のつまみの様な軽い口調でデュオに問いかけた。
「デュオ、リリーナさんからどれくらいの報酬をもらったの?」
「いやー、お嬢さんはあの外務次官の一人娘で大統領にまでなった方、だろ?」
そういうデュオはあえて金額を告げず、ただ想像させるような答えを言葉にした。その様な答えの方が生々しいと三者は思ったが、トロワはあえてその言葉へ答えるように問い返した。
「つまり、今回は報酬が目当てだったのか」
「……」
「五飛は同じ穴の狢に同情してくれるのか?」
とデュオは無言で酒を飲む五飛に対し絡む様に問うと、五飛はデュオの期待に答える事なく淡々とした口調で応えた。
「……仕事だからだ」
「そうだな。確かに俺達は聖人君子ではない」
「そうそう。生まれながらのセレブ様方には理解が出来ないだろうなぁ」
そうデュオが五飛とトロワと共にわざとカトルを仲間外れにするように呟いた。
その様なデュオの意図に気付いたトロワはただ酒を飲み、五飛は溜息を吐き、カトルは微笑ながら問い掛けた。
「僕も善意だけでリリーナさんに協力したわけじゃないよ?」
「……カトル」
というトロワは、カトルの答えを推測が出来た故に止める様に名を口にしたが、デュオは気付かず、五飛はただ酒を呷った。
故に、カトルは酒の勢いともいえる口調で、黒さがただ漏れな本音を言葉にした。
「確かにトロワは僕が協力すると言ったから助力したけど、僕は興味があっただけだよ。ヒイロの愛情表現と性欲に」
「……もしかして、ヒイロに私怨でもあるのか?」
そうデュオは慣れぬカトルの黒さに脅えたが、カトルはただ無言で微笑んだ。それ故に、デュオは更に怯え、五飛はただ酒を飲み続け、トロワは宥める様に場の空気を換えようとした。
「それくらいにしておけ、カトル」
「……理由など何でもいい。ただ、私欲で国家の機密機関を利用するな」
「でも、資金はいくらあっても不足はしないよね、大切な同僚や部下の為にも」
というカトルの真っ黒としかいえない言動に対し、五飛はただ沈黙を続け、デュオは真っ青な表情で酒を呷ってからフリー宣言をした。
「俺はフリーだな。向いてないよな、組織には」
「どういう意味かな、デュオ?」
「いや、ウィナー家はレベルと敷居が高いっていう意味ですよ、カトル様!」
そうデュオが真っ黒なカトルの笑みにただ怯えた為、トロワは淡々とした口調で指摘とフォローをした。
「そういう言い訳は嘘だという事がバレバレだぞ、デュオ」
というトロワのフォローの甲斐もなく、デュオは飲酒をこれ以上は避けるという口実で自宅へと帰り、それを見た五飛も仕事があると言って去り、トロワは淡々とした様子で黒笑みを隠さないカトルと酒を飲み続けた。